行動規範

行動規範

はじめに

私たちが目指す 「感動まで高められたプロセスの提供」 を実現するために、
「社是」、「理念・ビジョン」 に沿って企業活動を推進します。
企業活動を推進する上で、すべての役員・従業員の判断のより所や取るべき行動を定めたものが 「行動規範」 です。
すべての役員・従業員は、この行動規範を理解・遵守し、高い倫理観を持って、 誠実で公正に行動します。

基本姿勢

  1. 私たちは、この行動規範に定める事項を理解し、誠実に遵守します。
  2. 私たちは、国際的に認められた人権を理解するとともに、事業活動に関わるあらゆる人びとの 権利を尊重し、侵害しないように努めます。
  3. 私たちは、会社の信用や名誉を棄損する行為や会社の正当な利益に反する行為を 一切行いません。
  4. 私たちは、事業活動を行う国や地域の法令や社内規定の遵守はもちろんのこと、 社会的規範、道徳を尊重します。
  5. 私たちは、社内外の利害関係者に対して公平、公正、かつ透明な関係を維持し、 常に誠実かつ迅速な対応を心掛けます。
  6. 私たちは、次に掲げる要件を確認しながらビジネス上での判断を行います。
    • 法令、社内規程および方針にあっていること
    • 会社と利益相反が生じる、もしくは生じる恐れのある個人的な関係がないこと
    • 会社から与えられた権限の範囲内で行うこと
    • 関連する情報を可能な限り収集し、その情報に基づき判断すること
    • 最善の選択をするために、誠実に検討すること
    • 主観的な判断をせず、合理的な裁量による判断をすること
  7. 私たちは、自らの業務に適用される法令や社内規定を認識し、その理解を深めます。
  8. 私たちは、行動規範にのっとり行動することを誓約するとともに、行動規範から逸脱する行為を 知り得た場合にはすみやかに上司に報告するか、内部通報制度を利用して報告します。
  9. 役員及び管理職は、管理する組織の所属員に法令や社内規定に関する教育機会を提供し、 行動規範の実践を徹底させます。もし行動規範に反するような事態が発生した場合には、 速やかに是正措置と再発防止に努めるとともに、当該違反行為に対しては、自らも含め、 厳正な処分を行います。

社会から信頼される企業であり続けるために

  1. お客様の満足を第一に考える経営

    私たちは経営姿勢として「お客様の満足を第一に考える経営」を掲げ、常にその実現に努めます。経営姿勢を実現する取り組みにより、お客様に信頼され、企業価値の向上を図ります。

  2. グローバル企業としての法令遵守

    私たちは、企業行動に関する国際的な原則を尊重します。また、世界の平和と安全を維持するための国際的な合意を遵守します。  

    • 人権の侵害につながる児童労働や強制労働は行いません。
    • 従業員の雇用において、賃金、労働時間および結社の自由に関し、事業を行う各国該当法令を遵守します。
    • 製品・部品の輸出入や海外への技術提供を行う際に、国際的な取り決めや合意に基づいて定められた法令や社内規程に従って適正に手続きを行います。
    • 兵器の開発や製造に関わる事業活動には関与しません。

  3. 環境保護

    私たちは、環境負荷低減のための環境管理システムと活動推進体制を作り、豊かな自然と安全に暮らせる環境の維持と向上に努めます。

    • 環境保護に関わる法令や必要に応じて自主管理基準を定めた社内規程を遵守します。そして自らの業務を通じて地球環境負荷を低減する活動を継続的に行います。
    • 「良き企業市民」として循環型社会実現のために、廃棄物の削減や資源の有効利用など地域環境を保全する活動を積極的に行います。
  4. 社会への貢献

    私たちは、「良き企業市民」として、積極的に社会に参画し、その発展に貢献します。

  5. 市民社会を脅かす者への対応

    私たちは、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力との一切の関係を遮断するとともに、あらゆる不当要求や不正な取引を拒否し、決して反社会的な取引を行いません。

  6. 企業情報の開示

    私たちは、法令や社内規程を遵守し、適時・適切に企業情報を開示します。

お客様の満足と信頼を得るために

  1. 安全で高品質な商品の提供

    私たちは、お客様の期待と要望に合わせた対応を継続的に行い、常にお客様の満足が得られる商品を提供します。

    • 商品の安全性、品質、利便性をより向上するための技術開発を行います。
    • 地球環境に配慮した商品開発を行います。
    • 他社の知的財産権を不当に侵害することがない商品開発を行います。
  2. 公正かつ適切な情報の提供

    私たちは、営業活動、問合せなどへの対応において、関係する法令や規則を遵守し、商品の品質、性能、仕様について事実に反する表示・表現、あるいは、お客様に誤解を与えるおそれがある表示・表現は一切使用しません。

  3. お客様の苦情・要望への対応

    私たちは、全てのお客様からの苦情に対して誠実かつ公平に対応します。また苦情や要望などのお客様の声は、社内で共有し商品の開発や改善に活かします。

    • 商品の安全性に関わる情報を得た場合には、速やかに品質管理部門に報告し、必要と判断した場合には品質管理担当役員を責任者として迅速に原因を究明し、適切に対応します。
    • 商品の安全性に関わるおそれがあると判断した場合には、法令に従ってお客様や関係機関に対して関連する情報を迅速かつ分かりやすく開示します。

公正で自由なビジネス関係を築くために

  1. 公正な取引

    私たちは、取引先との関係を常に公正かつ透明なものとし、独占禁止法等の関係法令を遵守した公正な取引を行います。業界他社との関係においては、談合・カルテルなど公正かつ自由な競争を阻害する行為やそのような行為に該当するとの疑いを招く活動は行いません。

  2. 他社情報の管理

    私たちは、業務において他社から入手した情報については、所定の目的以外に利用することなく、自社の機密情報と同等に取扱い、厳重に管理します。また、他社の非公開情報を不正な手段、方法によって入手したり、アクセスする等の行為を行いません。

  3. 購入先・協力会社との取引

    私たちは、常に購買活動の公正を保ち、企業利益を最大限に確保しつつ、購入先や協力会社から高い信頼を得られるように努めます。関係法令及び契約に従って誠実な取引を行い、対等な立場で接します。

    • 合理的な判断に基づいた選定を行い、私情をはさみません。
    • 職務に関連して、個人的な利益や便宜の供与を受けません。
      加えて、購入先・協力会社には事業活動を行う国や地域の法令の遵守、国際的な合意事項の尊重など倫理的かつ社会的責任を自覚した行動を要求します。
  4. お客様との取引

    私たちは、常に販売活動の公正を保ち、企業利益を最大限に確保しつつ、お客様から高い信頼を得られるよう努めます。関係法令および契約に従って誠実な取引を行い、対等な立場で接します。お客様に対しては合理的な理由なしに差別的な対応をするなど不正・不当な行為は行いません。
    加えて、お客様には事業活動を行う国や地域の法令の遵守、国際的な合意事項の尊重など倫理的かつ社会的責任を自覚した行動を要求します。

  5. 関係官庁・業界団体等との関係

    私たちは、社会全体の発展のために、自らの業務に関わる関係省庁や業界団体との円滑かつ適正なコミュニケーションに努めます。

  6. 接待・贈答への対応
    1. 私たちは、購入先・協力会社など取引先との健全な関係を保つために、取引先からの接待や贈答を辞退します。また取引先に対してもこの趣旨を周知徹底するよう努めます。やむを得ず取引先からの接待・贈答を受ける場合には、事前に上位者の了解を得るか、事後に必ず上位者に報告します。但し、打ち合わせ時の飲食や冠婚葬祭など社会常識の範囲と判断される場合を除きます。
    2. 私たちは、官公庁、自治体および政府系企業などの役職員に対し、贈賄行為を行わないことはもちろん、不当な利益を得るための利益供与・便宜供与とみられる接待・贈答品の提供も行いません。
    3. 私たちは、国際商取引において外国公務員(中央および地方政府、公的機関・企業の職員を含み、公的国際機関も対象)に対して不当な利益を得るための利益供与、便宜供与等の不正な行為は行いません。
    4. 私たちは、販売先、購入先や協力会社などの取引先に対して、事業活動を行う国で適用されるすべての贈収賄規制に従うことを要求します。

業務を適正かつ効率的に遂行していくために

  1. リスク管理の徹底

    私たちは、さまざまなリスクの把握と未然防止に取り組みます。危機発生時には、定められた手順に従って迅速に対応します。

  2. 会社情報の管理

    私たちは、経営や技術開発・製品開発に関する機密情報を社内規程に従って適正に管理します。在職中はもちろんのこと、退職後においても第三者への漏洩や目的外の使用は行いません。また、交通機関や飲食店等の不特定多数が集まる場所で、情報の漏洩に繋がるような会話や書類の確認等は行いません。

  3. 知的財産の保護

    私たちは、技術開発等により得られたノウハウを含む知的財産を適切に維持、管理し、他社に侵害されないよう、その確保に努めます。同様に、他社の保有する知的財産を尊重し、故意にそれを侵害したり、侵害行為に寄与、加担する等の行為を行いません。

  4. 会社資産の適切な管理と使用

    私たちは、有形の資産やブランド・知的財産などの無形の資産を最大限に生かして業績と利益を上げることに努めます。そのために、会社資産を社内規程に従って適正に保全・管理し、事業目的や社会的責任に合った使用を行います。私的な目的に流用するなど本来の業務目的以外には使用しません。

  5. 適正な会計処理

    私たちは、会計帳簿や財務関係の記録をはじめとするすべての会計処理を適正かつ誠実に行います。誤解を与えたり、事実に反した記録を作成しないように、経理や財務を担当する役員や社員だけでなく、すべての従業員が自らの業務に関する関係法令や社内規程を遵守します。

一人ひとりがいきいきと働くために

  1. 雇用における人権の尊重

    私たちは、採用と雇用において人種、民族、国籍、宗教、思想信条、性別、性的思考、社会的身分、障害、年齢などを理由にした差別を行いません。

  2. 多様性を重視した職場風土

    私たちは、固定化された役割意識に基づく行動を解消し、一人ひとりが持つ能力を最大限に発揮できるよう相互に理解し合い、その多様な資質や専門性を尊重します。企業の継続的な発展と個人の成長を図るために、互いに協力一致し、自立と自律を図りながら主体的に行動できる職場風土づくりを行います。

  3. ハラスメント行為の禁止

    私たちは、性的な言動や職権を盾にした言動など法令やモラルに反する行為が職場で起きないように、お互いに相手の人格を尊重し、自分が投げかける言葉や態度に対して相手がどう感じるか、あるいはどう感じているかを常に意識して行動します。また、職場風土を乱すあらゆる形でのハラスメント行為に対しては断固たる態度で対応します。

  4. プライバシーの保護

    私たちは、職場や業務を通して知り得た、役員や従業員の個人生活に関する情報を本人の同意なしに社内外に開示しません。

  5. 健康で安全な職場環境

    私たちは、労働関係法令、就業規則をはじめとする人事、雇用に関する社内規程や規律を守ります。また、安全や心身の健康に配慮した職場環境と作業環境の改善を図ります。

  6. 職場における情報の共有

    私たちは、職場での円滑なコミュニケーション、的確な意思決定を行うために、報告、連絡、相談を適時に、漏れなく行います。

  7. 虚礼の廃止

    私たちは、社内における儀礼的な贈り物などのやり取りを行いません。但し、社会常識の範囲での冠婚葬祭におけるやり取りはその対象外とします。

  8. 政治・宗教活動、勧誘活動

    私たちは、会社の許可なく社内での政治活動、思想活動、宗教の布教活動、あるいは個人や特定の団体の利益を図るような勧誘活動は行いません。また、社外において個人の資格で活動する場合においては、会社の名前や役職等を利用しません。

規範をもとに行動するために

  1. 内部通報制度

    YITOAマイクロテクノロジーは、行動規範から逸脱する行為を発見し、かつ、上司に報告できない場合の対応策として、内部通報制度を設置します。すべての役員・従業員が社外窓口(顧問弁護士)に通報することができます。通報には真摯に対応します。通報者の匿名性を確保し、通報者が嫌がらせや報復を受けないよう徹底を図ります。嫌がらせや報復をした者に対して人事処分を含めて厳正に対処します。

  2. 違反した者の扱い

    行動規範に違反した場合には、その内容に応じて、人事処分および人事評価や処遇上の不利益を受けることがあります。